2008年02月05日

思わず書ける-書評-800字を書く力

800字を書く力 (祥伝社新書) 800字を書く力 (祥伝社新書)
鈴木 信一

祥伝社 2008-01-25
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書店でたまたま手にとって買ってみた本。こういった良書に出会えるの軌跡があるので、リアル書店にはついつい足を運んでしまいます。著書は埼玉県立高校の国語教師の鈴木信一氏。教師だけでなく、社会人向けの文章講座を開いておられます。それらの経験からまとめまれたのが本書。文章を教わるには、国語の先生が一番だと実感しました。国語の先生をなめたらあかん!!ちょっと長いですが目次。
目次:
序章 学校で国語を学ぶ意味
1、言葉はなぜ必要か
2、人はなぜ文章を書くのか
第一章 「書くこと」の仕組み
1、人は絶えず「振り返る」
2、文は何かが足りない形をとる
3、文章は「書くと書ける」
4、恋文のカラクリ
第二章 800字を書く
1、リレー作文を知っていますか?
2、さて、最初の一文をどう書き出すか?
3、書くことに、感性や想像力は必要ない
4、「気になる一文」
5、なぜ最後まで読んでもらえないのか
6、不足に気づく力
7、文章に不可欠な「展開の妙」
8、800字書けば、言いたいことは伝わるのです
9、「起承転結」は必要ない
10、壊すということ
11、文学の話法
12、リレー作文がうまくいった理由を考える
第三章 言葉をどう自分のものにするか
1、言葉を実感する
2、具体と抽象
3、「ニュートラルな場」としての読み書き
第四章 「書ける」ようになるための読み方
1、読めない人の「読み方」
2、読みが完結するとき
3、国語という教科への誤解
4、通読してはいけない
5、はじめが肝心
6、疑問と待ち伏せーー読み方の基本姿勢
7、話の先を予測する習慣
8、文章の切れ目は、どこ?
9、読解問題に挑戦してみよう
ブログを書いていてよく思うことがあります。「スラスラと言葉でてくるときもあれば、1時間粘っても一言も書けない時もある。この違いはどこからくるのだろうか?」という疑問です。ぼくは書きたいことがあらかじめ自分の中にあるときは書けるし、まだうまく固まっていないときは書けないと思っていました。でも、違うんです。この本では、どうすればスラスラと文章が書けるのか論理的に紐解かれています。実は、書くことの基本は「書けば書ける」だったのです。一行目さえ書ければあとはそこから、文章を発見していくことができるのです。

そのポイントは「読むこと」。読めれば書けるはウソなんて言いますが、それがウソです。正しい読み方さえマスターすれば書けるんです。読み返すことで、文章の足りない部分が見えてくる。その足りない部分を補うように書けばいいということ。その過程で、思いもよらない文章ができたりします。文章が生き物であることを、今更理解できました。

国語の先生が書いた本だけあって宿題もばっちりあります。宿題は宿題ですが、ほんとやっていて楽しい。そして、自分がいかに読めていないか痛感しました。こんなに目からウロコの宿題に出会ったのは、初めてです。

勝間本を読んでブログを始めたけど、やっぱり書けないあなた。次に読むのはこの本がいいと思います。
書けば書ける。書けると楽しい。そんな連鎖を生み出していければ、ブログを続ける原動力になるはずです。文章を書けなくて悩んでいる人にとってダントツでオススメの一冊。

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