2008年02月14日

スイミーこそが組織を救う-書評-非属の才能

みんなと「同じ」に飽き飽きした人にぜひオススメしたい一冊。みんなから浮いているあなたにこそぜひ読んでほしい。

非属の才能 (光文社新書)非属の才能 (光文社新書)
山田 玲司

光文社 2007-12-13
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著者は『絶望に効くクスリ』、『ゼブラーマン』などのマンガでお馴染みの山田玲司氏。マンガ家だけあって、表現がとてもうまい。頭の中にイメージが浮かび上がってくるような文章である。

目次:
・ はじめに 「みんなと同じ」はもうやめよう
・ 第1章 誰のなかにも「プチ佳祐」がいる
・ 第2章 ブルース・リーになる試験はない
・ 第3賞 定置網にかかった人生でいいのか?
・ 第4章 「変わり者」が群れを動かす
・ 第5章 非属の扉をこじ開ける方法
・ 第6章 独創性は孤立が作る
・ 第7章 和をもって属さず
・ おわりに 「みんなと違う」をはじめよう
本書の中でお気に入りなのが『スイミー』の話。
誰もが読んだことがあるあの絵本に出てくる魚のスイミーである。
赤い小さな魚の群れのなかに一匹だけ黒い魚(スイミー)が混じっているスイミーはそのからだの色ゆえに、仲間はずれにされて、一人孤独だった。ところが群れが大きな魚に襲われたときにスイミーは大活躍する。スイミーはこう言ったのだ。

「ぼくが、め(目)になろう!」

群れ全体で大きな魚ふりをして、マグロを追いやることに成功した。
この話から著者は以下のような結論を導き出す。

非属の才能P.110
変わり者のいない群れは、多数決と同じでいつも同じ思考・行動を繰り返し、環境や時代の変化に対応できず、やがて群れごと淘汰されてしまう。
スイミーがいなかったら、群れごと食われていただろう。人と違うことで、群れを救うことがあるのだ。人と違うことは決して恐れることではないのだ。

しかし、そう言っても人と違うということには、やはり恐れがある。ダメなものをダメと言うには、その本人に会社を辞めさせられても生きていけるというバックボーンが必要である。そんな強い人間はそうそういない。では、弱い人間はやはり上司のご機嫌をうかがい、群れるしかないのか。

その悩みを解決してくれるのが、さかなクンである。かなりの魚オタクで有名なあのさかなクンだ。本書でも筋金入りの変人と紹介されているが、彼はなんと人生で一度もいじめられたことがないのである。むしろクラスの人気者であったそうだ。村社会と言われるこの日本、とくに子供社会中では他人と違うことはいじめの対象になりかねない。では、なぜ、さかなクンがいじめられなかった。その理由はぜひ本書で確認していただきたい。今あなたが変人として嫌われているのなら、本書を読んでぜひ得する変人になっていただきたい。

"非属の才能"を活かして、我がままに生きてやろう!!けものみちの方がきっと楽しいはず。

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タグ:書評
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