2008年02月21日

持たないことで自由になれる-書評-持たない暮らし

お部屋も心もすっきりする 持たない暮らしお部屋も心もすっきりする 持たない暮らし
金子 由紀子

アスペクト 2006-12-01
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本書:P.209
「セカセカしない」、「時間がたっぷり」というと、反射的に「長期休暇」「アーリーリタイア」「田舎でスローライフ」という言葉が浮かんできます。
しかし、私がお話を聞いた方たちは、ことさら大金持ちで、働くなくてもすむ暮らしをしているしている人ではありませんでした。
本書はぼくの考え方にイノベーションを起こしてくれた本。成功しなければ、アーリーリタイアできないというのがもう古い考え方だというのがわかりました。その答えは本書にあります。

目次:

1章 持たない暮らしにシフトしませんか?
2章 すっきりした生活を楽しく続けるヒント
3章 “7つの習慣”で自然とモノが減っていきます
4章 お片づけ実践編―アイテム別処分の方法と増やさないコツ
5章 持たない暮らしはゆったりするものです
皆さん、豊かな暮らしってどんな生活を想像しますか?ぼくだったら大きな家に住んで、最新型の液晶テレビや家電製品などが揃っている何不自由ない暮らしを想像しました。ですが、本書がいう豊かな暮らしとはタイトル通り「持たない暮らし」なのです。まさに逆転の発想。これはイイ。

ぼくの想像した暮らしというのは、「豊かな暮らし」ではなく便利な暮らしだったのです。一般的にモノが増えると便利になると思ってしまいますが、そこが盲点でした。モノが増えて作業がラクになることは確かです。

例えば、湯沸しポッドがあれば、カップラーメンを食べるたびにわざわざお湯を沸かさなくて済み一見便利になったように思います。しかし、お湯を沸かすという作業は短縮されましたが、逆に湯沸しポッドを管理するコストが増えてしまうのです。湯沸しポッドを洗浄する手間や湯沸しポッドを収納する場所など湯沸しポッドがなければ考えなくて済むものがコストとして浮かび上がってきます。

そのコストによって実は多くのストレスを抱え込んでしまっているのです。とくに日本人はモノを持ちすぎる傾向にあるようです。家庭の生活財の保有数(品目)を、東京とヨーロッパを比較した際、150品目も東京の方が多かったのです。住宅は狭いのに、モノは多い。これではストレスが溜まる一方です。

そこで本書の提案する「持たない暮らし」です。何を持たないのかというと以下の4つです。

持たない暮らし:P.12
1.自分の管理能力を超えるものをもたない
2.愛着を持てるモノ以外、持たない
3.自然に還らない、あるいは、次の人に譲れないモノは持たない
4.自分と、自分の暮らしに似合うモノ以外、持たない

これ以上のモノを持たないように生活しようというものです。具体的なノウハウは本書を参考にしてください。また、本書の優れている点は持たない暮らしをするために、捨てるだけではダメということにまで言及していること。

持たない暮らし:P.85
「出ていくモノの量が、入ってくるモノの量と同じであれば、モノは増えない。」
「入ってくるモノの量が、出ていくモノの量より多ければ、モノは増えていく」
この原則はモノだけでなく、ダイエットや無駄遣いにも言えることです。シンプルですが、強力な原則だと思います。収納術や捨てる技術の本を見て大掃除してもまたちらかってしまうのは、出ていく以上にモノが入ってきたからなのです。

本書を読んで、いらないモノを捨てることから始めました。有名デザイナーの佐藤可士和さんも「感覚を洗練させるには、要素を思い切って少なくすることだ」みたいなことをおっしゃっていました。

あえて持たないことで豊かに暮らせる。あなたも一緒に持たない暮らしを始めてみませんか?

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タグ:書評
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